コンテンツに進む

ベルスタッフ(日本総代理店)


WHO WE ARE

ベルスタッフは1924年に創業した、英国発のモダンな感覚と歴史に基づく確かなモノ作りを併せ持つブランドです。100年に渡り培ったアウターウェアの卓越した技術と、モータリングにおける革新性を礎に、人々の人生のあらゆる冒険に寄り添うウェアを生み出してきました。

創業者のイーライ・ベロヴィッチとハリー・グロスバーグは、防水を中心とした新しいファブリック技術を切り拓いた先駆者でした。北部の綿工業が衰退していく中、彼らは新たな可能性を創出し、英国の歴史と文化に深く根付くブランドを築き上げたのです。二人の勤勉なユダヤ系移民が立ち上げた小さな事業は、今や世界に誇る存在へと成長しました。


HOW IT ALL BEGAN

物語の始まりは1924年、イングランド・スタッフォードシャー州ストーク=オン=トレント。余暇活動が人々に広がりつつあった時代に、「ベルスタッフ・マニュファクチャリング社」は誕生しました。

創業者のイーライ・ベロヴィッチとハリー・グロスバーグは、防水を中心とした新しいファブリック技術を切り拓いた先駆者でした。北部の綿工業が衰退していく中、彼らは新たな可能性を創出し、英国の歴史と文化に深く根づくブランドを築き上げたのです。――二人の勤勉なユダヤ系移民が立ち上げた小さな事業は、今や世界に誇る存在へと成長しました。


TIMELINE

1920`s

<初期の頃は、防水性や実用性を重視した衣服作りに注力。ケープ(マント)、レギンス、リュックサック、軍用シャツなどを製造。>

  • 1924年:ベルスタッフ・マニュファクチャリング社がストーク=オン=トレントで正式に創業。

  • 1928年:ロングトンのキャロライン通りにあった醸造所、コテージ、小鍛冶屋を改築して工場を設立。初のモーターサイクル用衣服をこの地で作り始める。同年代半ばには、最古の現存ベルスタッフ製品の一つであるレアなレザーフライングジャケットが、“Bellstaff”(“Bell”が二重綴り)という旧表記のラベル付きで現存。

1930`s

<当時の記録は多く残っていないが、広告やプロモーション資料などから初期の活動を推測できる。>

  • 1932年:初期の広告の一つで 「シニア・TT・コンペティションコート」と「ギャバジン製ストームコート」 をフィーチャー。

  • 1937年:創業者イーライ・ベロヴィッチの義理の息子、ハリー・グロスバーグがベルスタッフの会長兼常務取締役に就任、以後およそ30年間その職を務める。

  • 1939年:第二次世界大戦が始まり、ベルスタッフはキャンプ用品の製造を停止。戦争省の要請で特殊部隊向けの装備品の製造を始める。

1940`s

<戦争への貢献が続く10年であり、終わりと始まりが交錯する時代。>

  • 1943年:創業者イーライ・ベロヴィッチ永眠。

  • 1948年:ベルスタッフがジェームス・ハルステッド・グループに買収され、新たな活力と資本がブランドに齎される。

1950`s

<ベルスタッフは製品・デザインを頻繁に刷新し、ギアを切り替えていく時期。>

  • 1953年:パラコム 53ジャケットを発表。現在もブランドの象徴となっている丈のあるジャケットの先駆け。

  • 1954年:17歳のサミー・ミラー(後に伝説的なモーターサイクルのチャンピオン)が初めてスコットランド・シックス・デイズ・トライアルに参加した際、ベルスタッフを身につけていた。

  • 1956年:最初のウィメンズウェアスタイル「スクータージャック・スーツ」の広告を出す。

  • 1959年:「トライアルマスター ジャケット」が正式に発売 。

1960`s

<モーターサイクル文化での地位をさらに確立し、ブランドが成長する決定的な10年。>

  • 60年代前半にはロッカーズと呼ばれるバイカーサブカルチャーが盛んになり、彼らはベルスタッフのレザーやワックスジャケットを着てカスタマイズすることが世を席巻。59クラブはその代表的なたまり場となる。

  • 1966年:シルバーデールのストーンウォールに新たな工場をオープン。地域でもっともモダンな工場のひとつで、300人の従業員が働ける規模であった。

1970`s

<アウトドア活動における最も輝かしい年代。 >

  • 1974年:ハートルプール地域に三つの新工場を開設。

  • 1977年:パキスタンの最難関峰のひとつ “The Ogre(オグル)” の登頂を目指す英国の登山家とそのチームを支援する保護装備を製作。ゴアテックスと初期の提携ブランドのひとつとなり、登頂時にクリスボニントンが着用するブルーのアウターシェルジャケットを製造。

1980`s

<多様なサービス業向けの衣服製造にも事業を拡大し、英国の働く人々を支える存在となる。 >

  • 1985年:テレビ番組『Boon』で主演する俳優マイケル・エルフィックのため、セントラルテレビがワックスド・コットンのジャケットを発注。主役の衣装として使用される。

  • 1986年:英国王室がシルバーデールの工場を訪問。

  • 1989年:ベルスタッフが英国国防省および英国最大級の警察当局のひとつと契約を結ぶ。

1990`s

<経済の逆風を受けつつも、創造と革新を続ける時代。>

  • 不況の影響に因りロングトンおよびシルバーデールの工場を閉鎖。

  • スポーツウェアの影響が90年代のファッションとポップカルチャーで強まり、ベルスタッフのスポーツジャケットやライディングスーツもその流れを汲んで温度調整機能などの機能を取り入れながら注目される。

2000`s

<ブランドの象徴である トライアルマスターがポップカルチャーのアイコンとなる。 >

  • 2005年:手作業でワックスをかけた革を用い、クラシックなトライアルマスターをラグジュアリーにアップデートしたスタイルであるトライアルマスター・パンサーを発表。 

  • 2006年:ケイト・モス(Kate Moss)が秋冬キャンペーンのモデルを務める。

  • 2008年:映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で、ブラッド・ピットが茶色のレザータイプのトライアルマスターを着用。 

  • 2014年:デヴィッド・ベッカムがキュレーションしたカプセルコレクション “Beckham” をベルスタッフのために制作。 

2020`s

  • 2023年:リージェント・ストリートに再構築・再設計したフラッグシップストアをオープン。スタジオ “Specific Generic” によるデザイン。 

  • 2024年:アウターウェアの卓越性とモータースポーツウェアの革新を祝うベルスタッフ100周年。